ふるさと塾印

Pちゃん日記
ありし日の
  
三代目Pちゃん
 
  2002年 4月18日、たぶん13年余の長い間、我が家の一員であったPちゃんが静かに瞑った。お墓は、実家の前庭の槇の木の根本である。
  「Pちゃん!」、「おはよう!」、「ただいま!」、「おかえり!」、「なんばしょっと?」をはじめ、全盛期には「桃太郎」の一節を見事に語るようになっていた。「おしまい」、「また明日!」のおまけ付きであった。

  そのPちゃんが亡くなると、果たして何歳だったのかその記録が全くないことに気づいた。家族の誰もが、外出から帰ると声を掛けていたPちゃんなのに、その可愛い姿をとどめるのは、ただ家族の記憶の中だけとは淋しいことである。

四代目Pちゃん

  Pちゃんがいない寂しさに、一週間も耐えられず誰言うともなく我々はペット屋さんに小鳥を眺めに行った。
  手乗りにするには、生まれたばかりのヒナに餌付けをしなければならない。4月27日には、そのヒナが入荷しますよと言う店員さんの言葉は強烈な誘惑であった。

  娘が選んだ羽根の色と、お目目が可愛い「オパーリンシナモンブルー」系の背黄青インコが、我が家の「四代目Pちゃん」となった。
  初めて飼った時は慣れていなくて、洗濯ものを干しているのを追いかけてきたPちゃんは、突然の大空にびっくりして家に帰れなくなってしまった。二代目は、近親交配だったらしく病弱だった。

  かくして2002年 4月27日、四代目Pちゃんが我が家に住み込んだ。
2002年 5月12日  撮影

2002年 4月 1日  四代目Pちゃんの誕生日と推定

4月27日  「エゾエ」にて購入、1,250円
  「小鳥の飼い方」の本によると、一ヶ月くらいで親離れできるらしいけど、10羽くらいの中でピィピィとくちばしだけの口を開けて、餌を求めていた。まだ、頭のてっぺん付近の毛が生えそろっていない。

4月28日〜  3時間間隔の餌やりは、お父さんの仕事になった。暖かいお湯に漬けたむき粟でないと受け付けない、我の強そうなヒナである。パチンコに行くのも、ままにならない数日であった。

5月 2日〜  ゴールデンウィークになって、先代の篭にも慣れた。腹が減ったら、床に撒いている普通の粟を拾って食べることができるようになった。
  しきりに羽ばたきをして、とまり木や階段の昇り降りに挑戦している。佐里の実家や長崎へのドライブにも不安がないようだった。

5月 5日〜  連休が明けると、掌の上での餌づけを嫌がって、近い距離を飛んで自分の篭に帰るようになった。自由に飛べないので、外にいるのが不安らしい。
  恰好はすっかり大人びて、止まり木で胸を張ってさえずっている。時々、ギィギィと大人声?で鳴く。

5月10日〜  篭の中で自由に行き来できるようになり、空腹や外出のおねだりができるようになった。
  ただ、我がままだけの「唯我独尊」の世界である。

5月12日  このページのための撮影をする。餌付けの写真を撮ろうと思っているうちに、一日一日が大きな成長と体験で、部屋の中を飛べるようになってしまった。
  まだ、方向や着地の制御ができないようだが、篭に入れようとすると入口で尻込みして、外にいるのが好きなようである。

5月17日  Web仲間から「Pちゃん、可愛いですね」と言われると妙に嬉しい。
この頃は、目線が合ってしまうとカゴにしがみついたり扉を噛んで、外出をせがむようになった。
  こちらの都合が良いときは、できるだけ肩にとめてやるようにしている。最近は、固いままの餌をついばむことができるようになったので、指先につまんで食べさせている。
  体全体を撫でてもらうことも好きだ。特に、頭の頂部や両頬、顎の下を撫でてやると毛を逆立てて目をつぶって喜んでいる。
娘が、「大きくなるとイヤがるようになるから、ずーっとこのままでいてね」と諭している。(笑)

5月30日  この頃のPちゃんは、カゴの外に出すと室内を二周三周飛んでまわるようになった。
  お父さんの肩に止まりたいのだけど、うまく着地できないのだ。ひとしきり耳元でさえずったり、お父さんの耳朶の羽づくろい?をしてくれると、パソコンのキィボードに乗っていたずらをする。マウスの手元に頭を潜り込ませて撫でてくれと催促する。

  構って欲しいのだろう。時折、大きな声で歯ぎしりするのは人間語を発する練習だろうと思っている。6月からは生後三ヶ月目に入るので、そろそろしゃべり始めるのではと期待しているのだが…

おかめちゃん 登場

  

2003年 4月22日  Pちゃん日記が一年近く途絶えていたが、Pちゃんの成長は順調で、不思議なことに先代とそっくりの口調で同じようにしゃべっている。まだ、単調な言葉しかないが、間もなく鏡の相手に餌を塗りつけ腰をフリフリする発情期に入りそうである。

  去る18日、新しく開店したスーパー内のペットショップで、かねて欲しかった「おかめインコ」を見つけ衝動飼いすることにした。生後2週間くらいということなので、これも誕生日を 4月1日と推定することにする。
  お値段は、パールホワイトの方が高くて 15,800円、篭や暖房マットや床材など〆て 24,000円の出費である。

  まだ頭のてっぺんの毛も生えそろっていないが、早くもトサカだけはピンと立っている。脚と羽が異様に大きいが、胸や脇腹には毛がない。声も大きく、昨日からは人の姿をみつけると柵に近づきガァガァと餌を欲しがるようになった。もう 4,5日は熱いほどの湯でふやかした餌を、3,4時間ごとに与えなければならないだろう…

4月25日  おかめちゃんが、日に日に成長!
  今日、ふと見ると、おかめちゃんが止まり木にとまってポーズを取っていた。
  昨日から、たっぷりお相手しているが、目線が合うと出入り口に掴まってガァガァと「出してくれ」とおねだりする。時には、羽根を広げて催促する。小さな体に似合わず、両翼を広げるとカゴ一杯になる。

扉を上げてやると、よいしょとよじ登り20cmほど掌のひらにチョンと飛んだ。夕方の空腹時に試したら、剥き実の粟をそのまま食べた。
広いくちばしで、ショベルカーのように掬ってガワワワと呑み込む。空腹がおさまっても胸によじ登って甘えるのは、食後の一眠りをしたいためらしい。

  言葉は通じなくても、いろいろと話しかけて体中のあちこちを撫でてやると、そのうち目を閉じてウトウトしている。動物も人間も、いや!人間の赤ちゃんも動物なのに、泣くのがうるさいと悩む若いお母さんには、子どもを産む前に先ず動物の飼育をしてみることを勧めたい。
  人間の赤子に必要なのは、母乳と母親の体温、そして優しい語りかけなのだ!

5月 2日  まだまだ、赤ちゃん!
  昨日は、ペットショップを三軒も廻って、Pちゃんが壊した鏡付きのブランコをやっと一個だけ見つけた。生産中止らしいから壊れたのも修理して大事にしないと! Pちゃんのお気に入りだから…
  おかめちゃん用には、止まり木やブランコ、自動?給餌器など大出費だ! 大きな羽ばたきで少し飛べるようになったが、まだ熱いほどの剥き粟でないと食べてくれない。

  今日は、昨年以上にきれいに咲いた胡蝶蘭に止まらせて、Pちゃんと同じポーズで記念写真を撮った!

5月10日  少しは、成長したかな?
  5月の連休は、去年のPちゃんと同じドライブになったけど、翌日から右脚が麻痺していろいろ心配した。二日ほどで治ったみたいだから、きっと長いドライブに踏ん張っておかめちゃんなりに疲れたのだろう ごめんね m(._.)m

  博多のお仕事へも車で連れて行ったりして、早く自分でエサを食べるようにしたいけど、今日はちょっぴり床の粟を拾ったり冷たくなったエサ皿をついまんだりしている。  自分で食べるように、お湯でふかしたエサをテーブルの上で食べさせているけど、今日は満足するまでピィピィと食べ終わると、隣の部屋のパソコンに隠れているお父さんを捜しに飛んできた。もう、4〜5mくらいは、自分の意志で飛べるようだ!

5月15日  心配の種も…
  おかめちゃんが、かなり飛べるようになった
体の動きに支障はなさそうだが、小さな物が見えているのか気になっていたが、立ち上がると飛び上がって後を追いかけて来て肩に止まろうとするようになったから心配なさそうだ。

6月 8日  だんだん大人に…
  この澄ました顔をご覧ください。なによりも特徴があるのは、ピンと立ったトサカでしょう!
それに、ほのかに頬紅を塗ったような顔立ちが、「おかめ」と呼ばれる愛らしさでしょう… @nkouが家にいるとピィッピィッと鳴いていますが、以前のようにカゴにすがるようにして外出をせがむことは少なくなりました。

  時々、変な発声をしていますから、「大人語」を練習しているのかもしれません。Pちゃんと一緒に外に出しても喧嘩する様子はなく、体が一回り大きいので、兄ちゃんになるPちゃんの方が遠慮している感じです。

  体が大きい分、食べるエサもPちゃんの数倍です。雑穀のブレンドに歴代インコの長寿のもととなった蜂蜜入り剥きあわ玉を混ぜて与えています。

  まだ、大人語でしゃべれませんが、「おかめちゃん!」の呼びかけには、「キェーン」と上を向いて答えてはくれます。

7月22日  自分の名前が言えるように…
  大人語の第一声は、「おかめちゃん!」と言わせることにして、一週間ほど繰り返して話しかけました。
ついでに、お返事の「ハーイ!」も。もう、10日ほど前から、はっきり「おかめちゃん!」と言えるようになりました。時々、「ファーイ!」と余韻の発音で、自分で返事をしています。(笑)
 

2004年 6月19日  早くも一年が過ぎました
  下の表のとおり、おカメちゃんの言葉が増えてきました。
  最近の課題は、ツメが伸びすぎて肩や腕に掴まるときに力が強くて痛いのです。買ってきたお店にツメの手入れを尋ねましたがやっていないとのこと。
  HomePageを検索すると、ペット病院に行くしかないようですが、飼い主自体が怖くて…(笑)

  今日は、ビデオ撮影に成功しました。おカメちゃんの『昔、むかしい〜』はこちらです。
 

  Pちゃん、おかめちゃん 言語録('03.11 現在)

Pちゃん
おかめちゃん
  ピーチャン
  オカメチャン
  ー
  オハヨウ
  ヨーシヨシヨシ
  ピーチャン
  オカメチャン
  ハーイ
  オハヨウ
  ヨーシヨシヨシ
  カワイカネー
  オイシー、オイシー
  ムカシ、ムカシ、アルトコロニ、オジイサント、オバーサンガス(シ?)ンデイマシタ
  ルルルル(電話のベル?)
  モシ、モーシ
  ムカシ、ムカシ、アルトコロニ、オトーサント、オジイサンガ…