ふるさと塾印
青龍寺

〜  旅の三日目  その二  〜
 

日本人は必ず訪れる青龍寺

  ここは紀元前582年に建立された、日本での真言宗の祖庭なのです。
  日本は平安朝の時、僧侶を派遣して仏法を学ばせましたが、中でも「空海」が最も有名です。

  この寺は、日本観光客が必ず訪れる名所で、この奥に「空海記念碑」がありますが、フイルムが尽きました。

 

 
西の城門

 
西安の城壁

  中国に現存する規模が最も大きく、完全に保存されている城壁で、世界でも屈指の古代の軍事施設です。
  現存の城壁は明代に築造されたもので、周りの長さは 11.9q、上部の幅は12〜14mあります。
  写真の左に延びる道、即ち、西に向かう大路がシルクロードとなります。
  シルクロードの東の出発点ということですね。

 

西の城門

  西安の中核をなす城壁には、外に突きだした攻撃面の「馬面」が98あり、その上にはそれぞれ敦楼が建ててあります。

  城壁の四面に主城門があり、ここがその西門にあたります。
  西安は非常に雨が少ないそうで、街はすべて灰色です。この古瓦を一枚一枚洗ってあげたい気持ちになりました…

 

寂しくない独り旅

  今回のツアーは好企画で、バス2台の大所帯でしたが、こちらから添乗員が同行してくれましたので、何の不自由もありませんでした。

  また、食事のたびに大グループごとにテーブルを指定していくので、一人や二人の参加者は結局最後に残る形で、いつも一緒に食事ができたので、独り者の@nkouは「Lucky!!」なのでした。

 

 
興慶官公園

 
興慶官公園

  唐の時代の長安城の跡につくられた公園で、池や四阿でつながっています。
  折しも、旧正月の「春節」にあたり、きらびやかな飾り付けと家族連れの中国人でごったがえしていました。

 

ちょっと、正月気分!

  中国ならではの提灯で飾られた大ステージです。

  @nkouも浮かれて、ポーズをとってみました!

 

お祭り広場

  お祭り広場では、西安市民ブラスバンドの演奏があっていました。

  歴史を誇る古い街にも活気がみなぎっています。近くの遊園地からは、子ども達のメリーゴーランドの歓声が聞こえてきました。

 

阿倍野仲麻呂

  この公園には、阿倍野仲麻呂の記念碑があり、日本人には馴染みの場所である。
  阿倍野仲麻呂は、19歳の時に留学生ととして遣唐使とともに入唐した。科挙の試験に合格し、玄宗皇帝からは「晃衝」という中国名まで賜りました。
  左側の掛け軸は彼の「望郷詩」…あまのはら、ふりさけみれば、かすがなる、みかさのやまに、いでしつきかも〜
  掛け軸3本セット  5万円?

 

中心街の夕暮れ

  西安三日目の夕方に 1時間の自由時間がありました。スーパーマーケットも日本語が通じます。
  市井の物価は、月給 3万円を想定すればなんとかなりそうです。
  それにしても、凄い人口です。特に、若い人の仕事がなさそうです。

  集合場所の新しい地下スーパーの上は、人民広場で、ここにも凧の即席売場が夕日を浴びていました。

 

最後の晩餐…餃子宴

  お別れの宴は有名な「徳発長」で、夾西省旅遊局主催の「歓迎晩餐会餃子宴」でした。

  十数類の餃子が次々と出てきますが、余りの客の多さに蒸し足りないのか、あの透き通った餃子の皮のトルッと感が出てませんでした。

 

遣唐使の証書授与

  餃子宴では、夾西省旅遊局幹部からの歓迎挨拶があり、一人ひとりに『21世紀遣唐使』の栄誉証書の授与がありました。

  交付された、「民間使者友誼橋梁」の証書はこちらです。

 

娘へのみやげ

  小さい頃は、どんなみやげにも大喜びしていた娘は、物心ついてからは、いつも「フーン」ですますのですが…
  中国で 2年間学んできた娘が、出がけに 1万円の餞別を呉れました。
  考えに考えた末に、歴史博物館売店で 5万円と言うのを値切りに値切って買ってきた、銘石を埋め込んだ地球儀には喜んでくれました。
  中国のみやげは、先ず 1/4までは粘ってみる必要があるようです(笑)。

 

還暦記念の SNOOPY

  飛行機は、無事予定どおりに福岡空港に着きました。

  立ち上がった@nkouに、後席のおばちゃんメンバーから声が掛かりました。
  「初めっから思っていましたけど、その背中のスヌーピィ  可愛いですねぇ!」
「アハ! 弟たちからの還暦祝いなんですよ!」…  「道理で!」
  …還暦の独り旅は、無事終わりました!

 

 
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