ふるさと塾印
'00-Autumn

'00-Autumn

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季節
タ イ ト ル
掲載 期日
勤労感謝の日 ’00.11.25
紅葉の下で ’00.11.11
唐津ぐんち ’00.11. 4
秋陽を浴びて ’00.10.28
海女さんの店 ’00.10.20
元気まつり…ふるさとの秋 ’00.10.15
薩摩の秋 ’00.10. 9
まもなく秋色 ’00.10. 1
ふるさとの虹 ’00. 9.17
秋を探しに… ’00. 9.10

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お急ぎでない方は

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11/25 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
呼子大橋から風の見える丘
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勤労感謝の日

 今年も家族みんなが元気で働けたことに感謝して、実家のおやじを誘って波戸岬から呼子を廻りました。
 呼子や加部島のレストランは、いずこも満員で、鹿児島や大分のナンバーが目立ちました。
 「一時間待ちで、今日はミズイカになりますが…」、店員さんの言葉で店先の水槽に泳いでいる大きなイカを眺めたり、 島巡りをして時間を潰しました。
 いつもながらのおいしさの上に、勘定はおやじからのご馳走になりましたので、満足感溢れる勤労感謝の日となりました。とさ。

(11/23 呼子大橋から風の見える丘)
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11/11 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
母と子…紅葉の下で
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紅葉の下で

 秋になって、縁もあって…いきなり「葉隠の道しるべ」 なる手ほどき集を紹介することにしました。
 薄曇りの中に時々顔を出す「お日待ち」をしながら、自転車をこいで佐賀城跡周辺に添付写真を撮りに行きました。
 途中、城内公園の樹々がすっかり紅葉しているのに気づきました。職場の傍なのに、秋はここに来ていたのです。
 年季をくった南京櫨(ナンキンハゼ)の根本では、はしゃぐ坊やの目線に合わせて語りかけるお母さんの 姿がありました。

(11/11 県立図書館・体育館傍の公園にて)
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11/ 4 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
唐津くんちの曳山
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唐津ぐんち

 「ふるさと塾」四年目にして、やっと「唐津ぐんち」の曳山登場です。
 秋の取り入れも、「この田を済まして唐津へ行こう」という祖母の言葉に釣られて、幼いながら足踏み脱穀機の重しとして手伝わされて、過ごした秋でした。
 隣町とはいえ16q離れた唐津は、やっぱり都会であこがれの町でした。あのハッピを着て、勇壮でどこか寂しげな旋律の曳山囃子に 酔って山笠の曳き綱にすがっていたい…
 そんな思い出をかき立てる「唐津ぐんち」はいつもと変わらず、この頃は「曳山囃子」を年ごとに変わって感じる自分に出会う「唐津ぐんち」の中に、勇気を出して立ってみました。

(11/ 4 唐津くんち第二日・駅前集合)
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10/28 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
秋陽を浴びて阿蘇スケッチ
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秋陽を浴びて

 年に一度の職場の旅行として、菊池渓谷の麓の温泉を楽しみ、翌日は阿蘇に向かいました。
 雄大なカルデラを形づくる外輪山の一角をなす大観望高原は、阿蘇五岳を一望できる格好の休憩地ですが、もうすっかり秋色に満ちて、すすきが波打ちリンドウが草陰に咲いていました。

 静かに秋陽を浴びてスケッチするグループも、バイクツーリングで憩う若者の喧噪も、それぞれの秋模様でした。

(10/20 熊本県・大観望にて)
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10/20 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
獲れたての海の幸
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海女さんの店

 10/17〜20日の 4日間、日韓海峡沿岸水産関係交流会議に行ってきました。
 済州島の東端の沖合では、韓国の釜山広域市・全羅南道・慶尚南道・済州道の関係者の皆さんと一緒に、 マダイの稚魚を放流しました。
 そのあとの昼食は、漁港の傍で海女さん達が経営するお店で、獲れたての海の幸をいただきました。
 鮑魚(アワビ)、海螺(サザエ)、海索(ホヤ)、 章魚(タコ)など…日本でも馴染みのものですが、殊更においしく感じました。
 …中でも、鮑魚粥(アワビガユ)は、当番のおかぁさんによって味が変わるという程の力の入れようで、 9,500ウォン(950円)を安く感じる珍味でした。

(10/18 『元気まつり』会場にて)
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10/15 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
物産コーナーの賑わい
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元気まつり…ふるさとの秋

 ふるさとの秋は、「くんちの秋」収穫の秋…
 佐賀県の「地域づくりブーム」は、昭和59年の「物産まつり」に始まったとも言えます。
 それから毎年この時期に、形は変わっても「ふるさと祭り」は続けられてきました。
 昨年からは『元気まつり』というテーマで、新世紀を迎える県民イベントとして開催されています。我が職場も「お魚コーナー」として 、1時間の行列待ちの人気の中で子ども達による魚の掴み取り、移動水族館、お魚クイズなどを楽しんでいただきました。
 …しかしやっぱり、県内各地の「物産コーナー」はごったがえしていました。 3日間、来場20万人の目標は、どうだったでしょうか。

(10/15 『元気まつり』会場にて)
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10/ 9 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
仙厳園の曲水の庭
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薩摩の秋

 今年の春から、三度目の鹿児島へのドライブです。
 桜島を築山に錦江湾を池にみたてた雄大な借景をもつ仙厳園は、万治元年(1658年)、19代島津久光がこの地に別居を構えたのを 始まりとします。
 あちこちに萩がそよぐ園内に曲水の庭が往時のまま残されています。
 毎年三月には、旧家の方々や県内の歌人・書道家などを招いて「曲水の宴」が催されているそうで、今年の作のうち
 伝統を 守りて時は 流れつつ
墨の香流し 曲水の宴(書道家・堂薗まゆみ 咏)
 …薩摩の歴史とともに、 秋を実感した一首でした。

(10/ 9 仙厳園・尚古集成館にて)
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10/ 1 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
まもなく秋色
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まもなく秋色

 10月に入って、そよぐ風も秋の実感を感じさせるようになりました。
 近年、佐賀平野を北上して設けられたバイパスの、まだ幼いいちょう並木も秋を迎える準備をしているようです。
 まわりの田圃の稲穂もすっかり重みをましてきました。

 僕が青年の頃は、特に唐津や伊万里地域で、秋の 9日ごとにどこかで供日(くんち)があっていて、招いたり招かれたりの 呑んべえには、極楽のようなシーズンだったものです。これも、稲刈り前の英気を養うお百姓さんの知恵だったのでしょうね。

(10/ 1 佐賀市嘉瀬町にて)
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9/17 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
ふるさとの虹
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ふるさとの虹

 「敬老の日」に一日遅れて、実家で独り頑張っている76才のおやじに会いに帰った。
 まだまだ元気なのに甘えて月に一、二度の里帰りである。折から、ふるさとの山に虹が立った。
 …孝行息子を愛でて、夕暮れからの贈り物であったろうか(笑)。

 幼い頃、ふるさとの地は水害の常襲地で、松浦川に架かる「いかだ橋」はすぐに増水した流れに潜ったものだ。
 今でも堅牢な石組みのこの橋は、その頃、盆踊りのあとの汗をおさめる青年男女の語らいのメッカでもあった…

(9/16 ふるさと相知町佐里にて)
8/15掲載の 「ふるさとの山」も併せご覧ください…
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9/10 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
山里のヒガンバナ
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秋を探しに…

 秋分を前に、やっぱり思いつくのは"彼岸花"…。HomePageを開いたのが、三年前の 9月 5日。そして一年後のこの季節に、 「表紙写真」の掲載を思い立ち、第一号がやっぱり小城町江里山への取材だった。題して「棚田に映える彼岸花」。

 あれから二年、天山山系の山腹を取り巻き、佐賀平野を見下ろす棚田は変わりのない秋の気配に包まれていた。
 同行してくれた娘があきれるほど慎重に、シャッターを切った。この頃は、風にそよぐ草茎の揺れを気にするほど、小心さと 駄齢を重ねた自分にも気づく秋の訪れであります。

(9/10 小城町江里山集落にて)

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