ふるさと塾印
秦の始皇帝 陵

〜  旅の二日目  その一  〜
 

朝食はバイキング

  中国の食べ物は、少々受け付けないものがあっても、朝食はバイキングですから、なんとか喰いつないでゆくことができます。

  特に、お粥はいろんな種類があって、楽しめます。

 

秦始皇帝陵

  西安の街から東へバスで 1時間の郊外に、中国最初の皇帝…始皇帝の陵があります。
  「史記」によると、紀元前 246年、秦王に即位してまもなく陵墓の造営を始めたそうです。

  どこの国の王様も、権勢がある内に先ず自分のお墓をつくるという発想が面白いですね。

 

始皇帝  像

  紀元前 221年、秦が中国を統一し、各地の服役者70万人を駆り立てて造営を続けさせ、前後36年かけてつくりあげました。

  墓の内部はぜいたくをきわめ、多くの宝物が収蔵されていたようです。

 

墳丘墓

  紀元前 209年、始皇帝はここに葬られました。
  今では、前方の高さ60m程の墳丘が残るだけですが、地中には壮大な宮殿が造られ、周囲 6.2qに及ぶ広大な墓地なのです。

  そして、始皇帝の没後 2,200年後にして、この敷地内から奇跡的に「兵馬俑」が発見されることになるのです。

 

陵墓への階段

  ここは、西安を代表する観光地であり内外の観光客で賑わっています。
  周囲は、二重のザクロ林に囲まれており、観光客の参観のために陵墓の頂上までの階段がつくられています。

 

残された柘榴…ザクロ

  真冬の柘榴はすっかり葉を落として、枯れ林のように見えますが、収穫にとり残されたザクロの実が寒風に震えていました。

 

陵墓の頂上

  陵墓の頂上からは、四方を見事に見回すことができます。

 

頂上からの眺め

  広い敷地の中は、壮大なスケールだったことがうかがえます。
  万里の長城をつくった中国を、最初に統一した人物の墓にふさわしい規模です。
  現在でも発掘作業が続いているそうですが、その全貌が明らかになるのは、いつの日となるでしょうか。

 

現地ガイドのヒョウさん

  細かなイントネーションまで、すっかり日本人の現地ガイド・ヒョウ(二スイに馬という文字)さん。

  2号車の我々を案内してくれた、博識と教養がうかがえる美人のガイドさんでした。

 

どこでも土産品屋さん

  バスが停まるたびに、「1,000エン、1,000エン」と声を掛けてきます。

  ここでは、やはり兵馬俑の土偶が主流のようでした。
焼き芋は、一個 1元だったそうです。