〜 旅の二日目 その二 〜
兵馬俑坑は秦始皇の陵墓の東 1.5qにある。そこはもともと見渡す限りの荒れ地であったが、一つの地下芸術宝庫とは誰も思わなかった。 1974年 3月に地元の農民がここで井戸を掘った時、いくつかの陶俑の破片が目に入ったが、何物かは分からなかった。その後、考古学者が一年間余りに実地調査をしたり試掘したりした後、それが大型な俑坑と確認した。
秦は戦車千両、騎兵万人、歩兵百万余りを持つ有名な軍事強国である。始皇帝がまさにこの強い軍事力をもって、その他の諸侯国を消滅させ、中国統一という大業を完成できた。兵馬俑は秦軍隊の生き写しとして、戦車、騎兵と歩兵の三種類に分けられる。 (秦始皇兵馬俑博物館編の写真集より)
等身大の兵馬陶俑。8,000体からなる地下の軍団。死んだ皇帝をその死後も守るために、土中に備えられたこの近衛軍団は、その一体一体が表情から髪型まで違えて作られているという。その数も驚異なら、そのすべてを表情まで違えて作ったという執念もまた驚異でしかない…。 |
現地で、井戸を掘っていて兵馬俑発見の端緒を開いた楊さんは、博物館売店で写真集などにサインをして下さいます。 このような形で、彼の功労に報いるのは、いかにも中国的だと感心しました。 |
この日の昼食は、博物館敷地内の麺点料理レストランでした。 手延べ拉麺のコックさんは、何度もポーズをとってくれました。 |
お昼休みの街角には、正月に帰省できないOLが忽然と、時間を過ごしています。 不思議なほど、人通りが少ない中国七番目の大都市です。 |
大通りに面する家の前で、麻雀に興じる人達。 むしろ、堂々と門前で楽しむ家庭麻雀こそ、本家なのかもしれませんねぇ。
「メンゼン、リーチっ!」 |