ふるさと塾印
'01-winter

'01-winter

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季節
タ イ ト ル
掲載 期日
新しい街おこしの動き ’01. 2.25
ここだけの夢幻の世界 ’01. 2.13
職場対抗の駅伝大会 ’01. 2. 3
有明海の政治問題化 ’01. 1.26
黄色いノリ ’01. 1.17
新年早々のえびす顔 ’01. 1.11
七日正月…鬼火焚き ’01. 1. 7
謹賀新年…新千年紀 ’01. 1. 1
朝日を浴びるノリ漁場 ’00.12.11

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お急ぎでない方は

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2/25 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
鍋島小紋のひな飾り
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新しい街おこしの動き

 鍋島36万石の佐賀には、侯爵鍋島家に伝来のおひなさまに天皇家よりの拝領の品も加わり、貴重なお雛様があります。 また、鍋島小紋のお雛様も格調高いものです。
 今年の春から、佐賀市柳町の細い小路に、今も残る「旧古賀銀行」「旧三省銀行」「古賀家」「牛島家」など、江戸、明治期の 歴史的な建物を主会場に、佐賀錦織りの実演をはじめお琴の演奏や献茶での雰囲気を盛り上げて、「佐賀城下のひなまつり」 が繰り広げられています。
 みんなに馴染みの、独特の佐賀小路(くうじ)での新しいイベントとあって、週末には普段着の 愛好家たちが詰めかけています。
 新名所と伝統行事の誕生です。

( 2/25 「佐賀城下のひなまつり」会場にて)
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2/13 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
降りしきる雪と紙風船
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ここだけの夢幻の世界

 田沢湖のほとり、西木村の小正月行事 OFFに集まったメンバーは、これほど手づくりの素朴な味に満ちた祭りもないし、 送迎のバスも近寄れなくなったし、観客の応援まで求められ、なにしろ満天の星の下で聞く秋田弁は分からないしで…
 「これ以上多くの人に観せたくないから宣伝するのはやめよう」と”決議”したけど、九州の片隅での表紙写真は バレないことでしょう。
 その起源は江戸末期とも明治初期とも、また一説には平賀源内が伝えたとも言われる西木村の「紙風船揚げ」は、 白い息を吐くことさえもけだるくなるほどのメルヘンなのでした…
 田圃の雪を踏み固めた特設会場から、ユラユラと舞い上がる巨大な和紙の角風船は、美人画あり、アニメのキャラクターあり、 コマーシャルありの優雅で夢幻の世界でありました(これはナイショ!)。

( 2/10 雪の「紙風船揚げ」会場にて)

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2/ 3 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
有明海アピールのチーム
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職場対抗の駅伝大会

 県庁のすべての職場から、65チームが参加して恒例の駅伝大会が開催されました。
 いつもは、秋口からボチボチと自主トレが始まるのですが、今年は残業が多く、チームの仕上がりが心配で応援に行きました。
 唐津の河畔公園の中のコースを利用して、2q前後の 7区間で行われるのです。
 本庁内では昨年に続いて優勝!全体でも 5位入賞の好成績でした。
 タイムだけでなくアピールを競う部門もあり、ゆっくりと「オッハーの慎吾ママ」の装束を着替えてリレーするチームもあり、 我がチームはゼッケンに、「海はみんなの宝物」「黒くなれノリ!」「育て!育て! タイラギ」など、 可愛いお魚のイラストつきで現況の有明海の心配をアピールしたのでした。

( 2/ 3 職場対抗駅伝大会にて)

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1/26 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
色落ちして黄色くなったノリ
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有明海の政治問題化

 ノリ不振に始まった有明海問題は、大きな政治問題にもなりました。
 与野党を問わず、テレビでしかお目にかかれない国家枢要の方々が、続々と、九州の田舎に駆けつけていただく騒ぎとなりました。
 それが大型開発事業がらみであれ選挙対策であれ、宝の海・有明海を皆さんで考えていただくことは有り難いことです。 確かに、閉鎖的な内湾である有明海は疲れているようです。
 肌がすべすべとなり、すぐに傷が治る偉大な自然の包容力が感ぜられなくなりました。 宝の海・有明海シンポジウムを提唱した時点では、その誇りをアピールしようと思っていたのに、 「再生」や「復元」を論じなければならないとは、もはや、とても有明海だけの問題とは言えなくなりました…
( 1/17 有明海ノリ漁場にて)

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1/17 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
黄色いノリの哀しい漁場
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黄色い海苔

 この冬のノリ漁期に、もう何度目でしょうか。有明海のノリ漁場観察に廻りました。
 デリケートな有明海にこのところ色々な異変が指摘されています。赤潮プランクトンの異常な繁殖と長期滞留によって自然の栄養塩が消化され、ノリが色落ち現象を示し、黄色くなっています。
 色落ちした網を撤収するノリ師にねぎらいの声を掛けましたが、早くもこの冬のノリ摘みを断念せざるを得ない有明海の変調に、 その怒りを誰に向けようもない海の男は、背を向けて黙々と作業を続けたままでした…

( 1/17 有明海ノリ漁場にて)

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1/11 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
佐賀・与賀神社のえびす大祭
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新年早々のえびす顔

 佐賀市与賀神社の十日えびす大祭が年々にぎわいを増しています。それだけ、不況なのでしょうか。
 風折烏帽子(かざおりえぼし)をかぶり、鯛を釣り上げる姿で知られる「えびす様」は、海上・漁業の神、 または商売繁盛の神として信仰されています。
 狭い境内から露店が道路沿いまであふれ、笹に色々な縁起物をつけた「福笹」や福をかき集めるという「熊手」が人気を集め、 福引きの大物に当たった人たちをステージに招いての、「エイ、エイ、オー」の打ち込み三唱の歓声が響いていました。

( 1/10 佐賀・与賀神社にて)

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1/ 7 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
鬼火焚きと餅焼き
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七日正月…鬼火焚き

 唐津地方には、七日正月に邪気を払い無病息災を祈る鬼火焚きの風習があります。
 払暁、準備していた孟宗竹に火をつけて、先を争うように轟音を響かせるのです。
 鬼が驚いて逃げ出すような大きい音が出るように、裏山から大きな竹を何本も切りそろえて積んでおくのですが、幸い、今年は休日に当たりましたから、ゆっくり幼い頃の思い出とともに火をつけました。
 そして、昭和天皇の崩御を知り遙拝したのも、この時でしたから、新世紀の幕開けも、あれから12年のことになります。

( 1/ 7 自宅の庭先にて)
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1/ 1 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
2001年の表紙写真
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謹賀新年…新千年紀

 昨年から、新春の松の内は「新春スペシャル」として、一年間の表紙写真をイメージした写真を飾っています。
 今年もまた、「ふるさと塾」にふさわしい写真取材に努めたいと思います。
本年も、どうぞよろしくお願いします!

(2001 新春スペシャル・バージョン)
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12/11 掲載  A WEEK-SHOOT JPG 
空から見たノリ漁場
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朝日を浴びるノリ漁場

 08:45有明佐賀空港発の ANA東京行きは、離陸直後に高度を上げ有明海一杯に広がったノリ漁場を見下ろして 旋回しました。
 朝日が輝く海上には、行儀良くノリ網が張られています。横巾10間(18m)縦巾20間(36m)に、10枚の ノリ網が 5列 2連で並び、この小間(こま)が佐賀県海域には 35,800区画ある ことになります。
 張り込み後の暖冬で心配しましたが、二回目の入札で 3億枚、 39億円と前年より若干上回り、前半の 不振を挽回しました。
 これからは、冷凍保存していた網に張り替えてノリ本番です。

(12/ 8 機上から見下ろしたノリ漁場)
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