ふるさと塾印
'02-Autumn

'02-Autumn

 
季節
タ イ ト ル
掲載 期日
佐賀の秋色   ’02.10.30
コスモスが満開   ’02.10.13
長崎くんち踊   ’02.10. 7
稲刈りのシーズン   ’02. 9.27
きれいな花だけど   ’02. 9.19
秋祭りの始まり   ’02. 9.11

 
お急ぎでない方は

 
10/30 掲載 A WEEK-SHOOT JPG   
バルーンフェスタ前夜祭
 
佐賀の秋色
  いよいよ、明日から11月4日まで「2002佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」が開催されます。
 その前夜祭として参加気球数 110機 15ヶ国・地域の選手が佐賀市の中央大通りをパレードし、併せて新年の「成人の日」まで佐賀の街を美しく彩るイルミネーションが輝くライトファンタジーも始まりました。
 アジア最大のスカイスポーツイベントとして嘉瀬川河川敷をメイン会場に、佐賀平野の上空に漂うバルーンはまさに佐賀の秋色です。
  そして玄海域では、もう一つの佐賀を代表する「唐津ぐんち」が収穫の秋を謳歌するのです。
(10/30 佐賀市中央大通りにて)
 
10/13 掲載 A WEEK-SHOOT JPG   
三連休のコスモス散策
 
コスモスが満開
  佐里温泉が経営する「コスモス園」が実家の近くにありますが、この時期観光バスが連なって来ます。稲刈りの支障になると苦情が出た開園当時ほどではありませんが、静かな村の中をそぞろ歩きされる人も見かけます。
  昨年は、村の人が総出で川の土手や空き地にコスモスの苗を植えたので、今年からその花群も楽しめるようになりました。
  佐里の入口である山崎交差点では、松浦川に厳木(きゅうらぎ)川が合流しますが、ここの河川敷の群生も今、満開の見頃です。勿論、有料の「コスモス園」では、もっと楽しめますから、そちらにもお越しくださいネ!
(10/13 松浦河畔でのコスモス散策)
 
10/ 7 掲載 A WEEK-SHOOT JPG   
鍛冶屋町の「宝船」曳き回し
 
長崎くんち踊
  360年以上の歴史をもつ「長崎くんち」は、6月1日の「小屋入り」に始まり出番町の稽古が続くと言います。市内58の踊町はそれぞれ永い伝統によって、趣向を凝らしただしものを持っているのですが、七年に一度の今年の踊町は上町・油屋町・元船町・加治屋町・筑後町の五つでした。
  踊町の出し物は、120sもある傘鉾を一人で持ってクルクル回す演技から始まります。次は、川船・唐人船・宝船などの飾り曳きヤマです。
  太鼓やドラ・カネなど大陸の影響を受けた独特の音色と勢子の合図に合わせて、狭い舞台での曳き回しが圧巻です。
  一つの演技が終わるごとに、曳き子衆が花道を退がって呼吸を整えている間、観衆は「モッテコーイ」 「持って来い!」と称賛とアンコールの掛け声をかけ続けるのでした。
(10/ 7 長崎市公会堂前桟敷にて)
 
9/27 掲載 A WEEK-SHOOT JPG   
ヒガンバナに囲まれて
 
稲刈りのシーズン
  北方町の湧き水を採りに行こうと、多久市から馬神トンネルを抜ける山越えコースを通りました。
  西多久の棚田はもうすっかり熟れて稲刈りのシーズンを迎えていました。まだヒガンバナが咲いていて、一枚一枚の棚田はヒガンバナの赤い帯で仕切って見えました。
  いつも車にしのばせているサブカメラを持って近づいたら、耕耘機が入るための下刈りをしていたお婆さんは、「今年は天気が良くて助かるねぇ」と言いながら、時々は腰を伸ばして「どこから来んさったですか?」と声を掛けてくれました。
  山あいのこの地域で稲刈りが始まって、十月の声を聞けば、佐賀平野もいよいよ本格的な稲刈りのシーズンを迎えることでしょう。
( 9/26 多久市撰分の棚田にて)
 
9/19 掲載 A WEEK-SHOOT JPG   
繁殖したホテイアオイ
 
きれいな花だけど
  稲穂の波が色づき始め、傾斜のない佐賀平野独特の水がめであるクリークのホテイアオイ(布袋葵)も花をつけました。
  葉柄が膨れて浮き袋のようになっており、布袋様のおなかにたとえてつけられた名前で、ミズアオイ科の別名はホテイソウです。(英名はウオーター・ヒアシンス)
  ところがこのホテイアオイは繁殖力が強く、佐賀地方のクリーク(水路)やお濠の水面を覆い尽くす勢いなのです。今の季節はきれいな花を楽しめますが、洪水や晩秋の濠干しの時には、この草塊が有明海に流れ出し、ノリ作の邪魔をするのです。
  最近のノリの異物感知器は糸くずも見逃さないので、丹精込めた佐賀ノリも出荷時に規格外になってしまって漁業者泣かせの「迷花」なのです。
( 9/19 佐賀市本庄のクリークにて)  
 
9/11 掲載 A WEEK-SHOOT JPG   
大宮田尾の面浮立
 
秋祭りの始まり
  稲穂が重くなり色づき始めました。京都の伏見稲荷神社、茨城の笠間稲荷神社とともに三大稲荷と言われる祐徳稲荷神社(鹿島市)では、「伝承芸能フェスティバル」が繰り広げられていました。
  この地域では、鬼の面をつけて勇壮に舞う「面浮立」が、部落毎にそれぞれの鳴り物や所作で伝えられています。多くは、戦国時代に豊後の国に攻め入られた肥前国の龍造家が、鬼の面をつけて奇襲し勝利したことに始まるなどと伝えられていますが、今では五穀豊穣への感謝をこめて奉納されるものです。
  面浮立は、笛、太鼓、鉦などに合わせて踊りますが、花笠や編み笠を冠り赤や水色の蹴出しも艶やかな女性群の「鉦打ち」の舞いも華やかなものです。この日は、近辺の三つの神社では本番の奉納祭が行われたそうです。
( 9/ 8 鹿島・祐徳稲荷神社にて)
 
 

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