ふるさと塾印
'04-Spring

'06-Spring

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季節
タ イ ト ル
掲載 期日
クチナシの頃   ’06. 6.23
回りはじめた水車   ’06. 5.14
新緑の頃   ’06. 5. 3
コブシの花とモクレン   ’06. 3.24

 
お急ぎでない方は

 
6/23 掲載 A WEEK-SHOOT JPG   
ツバメの雛とクチナシの花
 

クチナシの頃
  梅雨の季節に入り、クチナシの花の甘い香りがどこからか漂う頃になると、決まってランドセルを背負い傘をさして登校していた幼時を思い出します。近所の池の傍に、この季節に良く似合うクチナシの株があり、子供心にこの花だけは一つ切り取ってポケットに挿したい誘惑を感じたものでした。
  クチナシの名前は、果実が開裂しないことから、「口なし」と名付けられたそうで、その上品な芳香は真夜中がいちばん強く、受粉のために昆虫を引き寄せるためのものだそうです。
  梅雨のもう一つの話題と言えば、ツバメです。今年もひとつがいの燕が子育てをしましたが、そのうちの一羽が巣から転げ落ちて、もう冷たくなりかけていました。脚立を使ってそーっと巣に戻しておいたところ、三羽の雛が元気に巣立ちました。…ところが、夜になると隣の古巣に戻っているようです。親燕と飛行の特訓中なのか、その飛び方は、まだぎこちなく、ヒラヒラと蝶々のように舞っています。
( 6/23 自宅の庭先にて)
 
 

 
5/14 掲載 A WEEK-SHOOT JPG   
回りはじめた水車
 

回りはじめた水車
  今年も田植えの時期が近づいた。「小さな町の大きな文化遺産」町切ちょうぎり水車を地元の小学校の子供達と据えつける行事が行われた。
  5基の水車のうち、一番大きな水車をみんなで持ち上げて重さを量ったら、135sあった。大人の加勢を受けて据え付けが終わると、水門からの水を待った。
  おもむろに廻り始めた水車が勢いを増して、木樋に上がった水が水田を潤し始めると、固唾を呑んでこの瞬間を待っていた子供達に「バンザイ」の声が挙がった。
  「水辺の楽校」を目指す「自然と暮らしを考える研究会」の石盛君のイベントは、初夏を感じさせる流しソーメンをみんなで楽しみながら終わった。
( 5/14 厳木川辺の町切水車にて)
 
 

 
5/ 3 掲載 A WEEK-SHOOT JPG   
日の向地山に泳ぐ鯉のぼり
 

新緑の頃
  桜の季節が過ぎると、一気に新緑の匂いに包まれるような気候になった。
  佐里の村の正面に見える日の向地山ひのこちやまも、新緑の木々がもこもこと盛り上がって、いろんな緑模様を織りなしている。
  この季節になると、決まって小学生の頃を思い出す。山を描けば必ず緑一色で塗っていた自分と違って、先生が褒めるライバルの写生画は、様々な黄色や緑や青色でグルグルと描き込んで新緑の香りまで匂いそうな立体的な山模様だったことを…
  そんなことを思いだしながら近所に出掛けると、30歳を越えた孫のために、これまで鯉のぼりを揚げ続けているというお家に招き入れられた。久しぶりに昔話をして焼酎まで相伴した正午のスナップとなった。
( 5/ 3 ご近所の裏庭から)
 
 

 
3/24 掲載 A WEEK-SHOOT JPG   
コブシの花にモクレンも…
 

コブシの花とモクレン
  ♪ 白樺 青空 南風 ♪
     ♪ こぶし咲くあの丘 北国の〜♪
「北国の春」ならずとも、佐賀の気象台は昨日、桜の開花宣言を出しました。
  わが家の庭も、コブシの花にモクレンの満開の時季を迎えました。幸い、白い「ハクモクレン」ではないので、その対比がはっきりしますが、Webの世界では「コブシとモクレンの違い」で賑わっています。
  どちらも、もくれん目もくれん科に属しその花が似ているので、今はやりのブログでは格好の話題になっているようです。判り易い比較では、「コブシの花の下には小さな葉っぱがついていること」が通説のようです。コブシ(辛夷または拳)の花はハクモクレンより小さめで、その語源である「子どものこぶし」に似ているからというのもうなづけます。
( 3/23 自宅の庭先にて)
 
 

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