ふるさと塾印
'08-Spring

'08-Spring

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季節
タ イ ト ル
掲載 期日
山 笑う   ’08. 5.11
花に囲まれて   ’08. 4.26
西相知駅の一本桜   ’08. 4.16
春らんまん   ’08. 4. 6
我が家の開花宣言   ’08. 3. 8

 
お急ぎでない方は

 
5/11 掲載       A WEEK-SHOOT JPG   
モコモコと若葉が盛り上がる山々
 

山 笑う
  新緑のこの季節になると、早く逝ってしまった小学校の級友を思い出す。
  図画・体育・音楽など、体で表現することが下手だった自分に比べ、彼はその分野が得意で、スケッチの時間では、このような新緑の山を、極端な色使いでモコモコと描きあげた。
  幼い自分は、山は緑と決めていたから、いつも単調な一色ですませたものだ。

  俳句の季語に「山笑ふ」という言葉があるそうだ。漢詩の一節に「春山淡治而如笑(春山淡治たんやにして笑ふがごとし)」とあるのがどうやら出典のようで、まさにこの季節を指しているのではないだろうか。

  刈り取りが迫った大麦畑越しに岸岳山を眺めると、前に重なる山々が一斉に若葉や花を咲かせ、級友の絵のようにモコモコと盛り上がっている。ひときわ目立つのは、樫や椎の木の花房のようだ。

( 5/11 西相知駅付近から)
 
 

 
4/26 掲載       A WEEK-SHOOT JPG   
花に囲まれてナイスショット
 

花に囲まれて
  先々月、地元のゴルフ場のサザンカを掲載したところ、そのページを印刷してキャディ室に貼ってあるとかで、最近ではフロントやキャディさん達からとびっきりの笑顔で迎えてもらえるようになった。
  それに気を良くして、再びカメラを持ち込んでみた。

  良く手入れされた場内は、八重桜、フジ、ツツジなどが咲き乱れて、芝生のグリーンも蘇り、五月晴れのもと最高の気分でプレィすることができる。
  いつもの仲間は、月曜日のセルフディに、歩くことをモットーにその日その日の好不調を楽しむ。当然に、右に左に打ち込んだりすると、万歩計のカウンターが上がり2万歩を記録することもある。
  腕前の方はサッパリだが、ふるさとの自然の中で、気のおけない仲間と花に囲まれて過ごせる時間は至福の時だ。
  スコアとカウンターの連動は、成果としては反比例するが、温泉の脱衣場でそれを確かめ汗を流すことも、また楽しみの一つである。    

( 4/25 佐賀ロイヤルクラブにて)
 
 

 
4/16 掲載       A WEEK-SHOOT JPG   
満開の桜がディゼルカーを迎える
 

西相知駅の一本桜
  里の桜の季節が過ぎる頃、筑肥線西相知駅前の大樹が満開となる。
  数年も前から、この光景を世に出してあげたいと考えていたので、やっとタイミングが合った。
  寂れてしまった無人駅に、一日に数回、一台のディゼルカーが停まり数人のお客が乗り降りするだけの春に、この桜は何故か先ず葉を繁らせて、満開となる。
  その壮絶なほどの樹勢は、余計に侘びしい駅をきわだたせるのだ。

  語感から、『薄墨桜』と書きたくて随分と調べてみたが、花芯の紅が薄いことから、どうもそうではないらしい。ただ、葉と花が同時に開くことは特徴の一つで、遠くから見ると葉の色を反映して花は緑がかって見える。…ヤマザクラの一種かもしれない。
  この光景が撮れて安堵した夕方、マニアらしきカメラマンが三脚を据えていた。通りがかりであったろうけど、目にとめたのは自分ばかりではなかったと喜びながら、あの暗さでどんな写真が撮れたのか見せて貰いたい気もする。  
  カメラマンの作品

( 4/15 西相知駅にて)
 
 

 
4/ 6 掲載       A WEEK-SHOOT JPG   
やっと開いたチューリップ
 

春らんまん
  家の入口を挟んだ狭い畑は、この春から連れ合いも参入して、親父と娘と三人の混作で賑わっている。
  退職を前にして連れ合いが植えたチューリップの若芽は、親父の草むしりの被害に遭ったが、健気に伸びてやっと花の時季を迎えた。
  なにしろ三人が、思い思いに野菜を植えたり花の種を播いたりするものだから、その姿が見えるまでは何が植わっているのか判らないのだ。
  時々は、カラスや小鳥も混ぜ込みに加勢したりする…

  桜の季節が過ぎて表紙写真に困っていた@nkouは、その成果だけを狙って、4,5日前からチューリップ区画の開花を待っていたが、今朝の蕾を紹介することにした。
  この四月から毎朝起きるたびに、「今日のご予定は?」と尋ねられるのが、その日暮らしをしてきた6年間の身には、ちょっと窮屈な春である。

( 4/ 6 自宅前の菜園にて)
 
 

 
3/ 8 掲載       A WEEK-SHOOT JPG   
やっと開いた河津桜のアップ
 

我が家の開花宣言
  「農村環境を守る会」で先進地区を視察した帰りに久留米の植木市で求めた河津桜が、やっと開花した。
  昨年の誕生日にグループ旅行で知った伊豆の河津桜が気に入って、ずーっと気になっていたのが現実となった。 60pくらいの鉢仕立てだったが、多くの蕾をつけていたので、今年から花を楽しめると思い庭の片隅に植え込んだ。
  河津桜の原木は樹齢50年くらいで、発見者宅の前に見事に枝を広げているが、大島桜と緋寒桜との自然交配種と推定されているそうだ。
  花の時期が長く、パーっと咲いてパーっと散る桜でないところも良いし、なにより誕生日頃に満開となるところがまた良い!  ♪♪
  気象庁での「開花」とは、標本木に五、六輪の花が開いた時のことだそうだが、植え込んでから毎日(と言っても、まだ4日目だが…(^_^.))確かめて、もう待てないので二輪をもって「開花」とすることにした。
  今年の桜はちょっと遅いから、きっと来年は誕生日に合わせてくれることでしょう!  ♪♪
( 3/17 満開の様子に更新)
 
 

 

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