'08-winter
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季節 | |||
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久しぶりの大雪 | ’09. 1.25 | ||
春を探しに | ’09. 1.20 | ||
霜 の 朝 | ’08.12.24 |
この頃の目覚めは、カーテンの明るみと大気の澄み具合で時刻を推し量るのが楽しみなのですが、シンとして世俗の雑音は雪に吸い取られていました。 外に出てみると、車はすっぽり雪に包まれて、庭木には近年には珍しいほどの綿帽子が載っていました。 色づき始めたキンカンの枝が雪の重さを必死に耐えています。調べてみると、2003年、2005年に雪の記事を書いていますが、15pもの雪は唐津地方では記録ものだと思われます。 この雪の中、早朝から初吟大会に行くという連れ合いを駅に送り、親父と一緒に市長・議員選挙の投票所に向かい、帰りには近所のおじさん・おばあさんを乗せて帰るという大奮闘の朝でした。 |
昨年6月の大雨で崩壊したいかだ橋の復旧の話はなんとかメドがついて、築造の歴史を語る石材はきれいに片付けられて別に保存されています。 寒々とした堤防の雑草もさすがに緑を増していて、あちこちに早咲きの菜の花が心細げに北風に揺れています。 蕾はまだ固そうですが、仲間の芽生えを待っているかのようです。 昨年の7月から村人にサークル加入を呼びかけた責任もあって、今年の冬は、佐里新聞の編集やどぶろくの仕込み、唐津焼の陶土砕きなどに忙しく立ち回っていますが、来月に新しく開催する『一人一芸スポーツ文化祭』に向けての、春が待たれる季節でもあります。 |
畑の方は、今年からフリーになった連れ合いが、暇さえあれば長靴を履いて季節の野菜や花を、隣のベテランに習って挑戦しています。多久の牧場から2tの堆肥を取り寄せて仕込むほどの入れ込みようです。 そのせいかどうか、今年の野菜の出来は上々です。この頃は、道を通る村人も停まって声を掛けてくれると本人も上機嫌です。 田舎の良さは物々交換ができることです。畑の作物は勿論、柚子胡椒から海の幸のお裾分けまで、「あっねぇ?」、「うんにゃ、頂戴!」から、井戸端ならぬあぜ道会議… 先だっての寒い朝、我が家にしては珍しいほどしっかり巻いたキャベツの葉っぱに、キラキラ光る霜がびっしり降りていました。…そろそろ、年賀状の季節です。 |