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NTTのISDN作戦
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NTTのISDN作戦

投稿者:通りがかりのもの 投稿日:2000/10/10

 そもそも。なぜNTTはISDNを押し進めているのかご存じでしょうか?

答えは局内の電気式交換機をデジタル方式の交換機に切る変えるため、良いことばかり言って

ISDNを進めています。

 要するに、利用者に負担を増やし自社の機械を刷新するためISDNを推進しています。

アナログをこのまま増やすとメンテに金がかかるため、NTTはアナログを排除しようと

しているためです。

 しかし最近よく雑誌などで目にするADSLはアナログ回線を使用した技術です。FLET'Sは、

そのような動きを牽制する意味もありましたが、東京めたりっくなどADSL業者が出てきました。

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 今年のNTT法の改正に伴い局内の交換機を申請のみでいじれるようになり、NTTの優位性が

保てなくなりました。

 今までは何癖をつけてなかなか局内の交換機をいじらせてくれなかったため、ODNエコノミーは

NTTのOCNエコノミーに太刀打ちできませんでした。

しかし世論に勝てなくなりNTTは忌み嫌っていたはずのアナログのADSLにも乗り出します。

名前はFLET'S ADSLです。これを利用するためには、INS(ISDN)をお使いの方はアナログに

切り替えが必要です。いままで出来るはずだったのになぜっと言った感じです。

 アメリカでは高速接続は、あまりはやっていませんでした。

ケーブルテレビは高い(費用的には日本と同じくらい)しプライベートIPでは話にならない。

アメリカでは高速接続の主力となるのはADSLだと思いました。

それよりもアナログの常時接続がふつうで費用的には千円程度です。


また、アナログモデムを2台使ったダブルモデムも登場していてこれが結構早い。

NTTもやれば出来るはず。

アメリカの友達は簡単に株主集団訴訟を起こせば勝てるっといていましたが、

費用が高すぎて日本では出来ません。

 あと何年かすると光ケーブルによる高速通信が出てきますが、現在の接続方法はあくまでつなぎ

です。 NTTもその程度の認識しかないので顧客サービスは最低です。

 ただし、NTTは世界に先駆けて光ファイバー網を整備していたものも今では、香港、シンガ

ポールに抜かれているのが実状なのでどうなるか分かりません。

この先NTTはどうしていこうと考えているのか分かりません。

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 今月発足したKDDIもなにか考えているみたいです。具体的には無線の活用みたいですが

中身は分かりません。グローバルアドレスの不足が深刻化している現在、早いうちにアドレスを

取ろうとする動きも活発化しています。

NTTはこれらの動きをも鈍感に対処している感じです。

 つい先程東京めたりっくの申し込みをしました。NTTのサービスは出来るだけお世話になりたく

ありません。どんどん中央と地方の格差が出てきている感じです。

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 「道路があれば人も車通ります。それで一儲けしようと考えるのナンセンス。」

現在アメリカ大統領選に出馬しているゴアー副大統領の父親の言葉です。

ではまた。

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