ふるさと塾印
'07-Autumn

'07-Autumn

 
季節
タ イ ト ル
掲載 期日
シクラメンの季節   ’07.11. 7
勇壮に駆ける宵ヤマ   ’07.11. 3
咲き乱れるコスモス   ’07.10.13
久しぶりの堤返し   ’07. 9.30
嵐の前の静けさ   ’07. 9.16

 
 
11/ 7 掲載       A WEEK-SHOOT JPG   
シクラメンの凛とした薄紅色の花びらと可憐な蕾
 

シクラメンの季節
  10月の終わりまで、本当に秋になるのだろうかと思うような気温でしたが、さすがに「霜月」の声を聞くと朝夕冷え込むようになりました。
  山あいの里・佐里は、農繁期がすむとまた色んな村の行事が続きます。これまで村役などに縁がなかった分だけ取り戻すように、今年度から雑多な役を一挙に引き受けています。
  パソコン工房の床には、区長代理、公民館主事、補助事業事務局長などの書類が並んでいます。机に広げるのでは輻輳するので一覧できるようになっているのです(苦笑)。

  そんな殺伐な気持ちの裏返しでしょうか、パソコン消耗品を買いに行った DIY店で一鉢のシクラメンが目にとまりました。薄紫色に白い縁取りの凛とした姿です。まもなく、街もこのシクラメンやポインセチアなどクリスマス向けの色に染まってゆくことでしょう…
  ちょっと奮発して、「シクラメンのかほり」の曲など買い込んで、優雅?にパソコンのキィポードを叩いています。
        

(11/ 7 パソコン工房にて)
 
 

 
11/ 3 掲載       A WEEK-SHOOT JPG   
勇壮に駆け抜ける宵ヤマ
 

勇壮に駆ける宵ヤマ
  秋の取り入れも終わり、「くんち」の季節となりました。
久しぶりに「唐津くんち」の宵ヤマ見物に出掛けましたが、ますます人出が多くなったようです。
  祭の前夜祭としての宵ヤマは、待ちに待った唐津っ子の気勢がはじけるような威勢の良さで、ヤマばやしが街中に響き渡るなか、伝統の14台がエンヤエンヤの掛け声で走り抜けます。 先頭に青笹で清め提灯で飾ったヤマは、赤や緑、黒漆の深い色あいを闇の中に優雅に浮かび上がっては去ってゆきます。遠ざかってゆく提灯の揺れ具合を確かめるように次のヤマの掛け声が近づいてくる雰囲気がたまりません!
  懐かしいカラメルや綿菓子や焼き鳥などの匂いと雑踏をかき分けて、いつもながらの露店を覗いて回りながら、幼い頃の自分にかえってみました。

(11/ 2 唐津くんちにて)
 
 

 
10/23 再掲       A WEEK-SHOOT JPG   
色とりどりに咲き乱れる大輪のコスモス
 

咲き乱れるコスモス
  今年から始まった農水省の補助事業で組織した「農村環境を守る会」が主唱して、村民総出で植えたコスモスが満開の見頃です。
  最近、農村を巡る政策の論議が活発ですが、荒廃した環境を守り農家と住民の連帯した活動を奨励するこの取り組みは、「ばらまき予算」と呼ばれるかもしれませんが、佐里の場合で年に150万円の5年間ですから大歓迎です。(町内の17集落が実施)。
  ただ心配なのは、申請書類や実績報告の写真などパソコン処理を前提とした事務が必要で、優秀な村の担い手でもそれが苦手の人はリーダーになった時に困るという、情報格差が生まれそうなことです。書式などはフロッピィで渡されるし、全国の村々ではどうなっているのでしょう…
  そんな心配をよそに、選び抜いた種から育てた大輪のコスモスは健気に、秋空の下で揺れています。お近くの方は、佐里下の集落に沿って約500mに咲き乱れる10,000本のコスモスを観においで下さい。    
(10/23 佐賀新聞の取材を受けて)
 
 

 
9/30 掲載       A WEEK-SHOOT JPG   
 

久しぶりの堤返し
  佐里村の主力溜池である郷目木ごうめき堤は、来年度に老朽溜池としての大改修を予定しています。更に、今年の渇水で数十年ぶりの「堤返し」をやろうとなったものです。
  この溜池は、30町歩の稲作を支える村の生命源で、田植えから刈り取りまで、5人の水番さんが選ばれて、朝夕、一枚一枚の田に均等に水が行き届くよう管理されるのです。
  幼い頃の記憶では、村中の人々がこの堤を取り巻き、水に入る合図の鐘が鳴るのを待ちわびたものです。久しぶりの行事となった今回は、水底に溜まった泥土が深く、勇敢にも水に入った者は二人きりで、投げ網での漁法が主になりました。
  揚がった鯉は60尾以上ありましたが、池の主のような大きさに、子ども達やおばさんが歓声を挙げていました。勿論、そのうち10尾程度は、その後の汗流しで「あらい」や「鯉こく」となって村人のお腹に収まり、残りは引っ越し先の堤に移されました。
( 9/30 郷目木堤にて)
 
 

 
9/16 掲載       A WEEK-SHOOT JPG   
朝露に濡れた稲穂
 

嵐の前の静けさ
  台風11号は、韓国・済州島の南の東シナ海を時速20キロで北北東に進んでおり、西日本を中心に明日にかけて、非常に激しい雨が降る恐れがあるそうです。
  嵐の前の静けさか、今朝は酷暑の夏の豊作を予感させるように、色づき始めた稲穂が露に濡れて、蕾を開き始めた曼珠沙華とともに見事でした。
  昨日の朝は、溜池の水も底をつき、水番長さんの召集でポンプアップの措置をとりました。あと10日間分ほどの雨は歓迎ですが、稲穂がこすれたり、倒れるような風は心配です。
  「ふるさと塾」の17万アクセスの記念日も、今日か明日かと迫り、台風情報とともに目が離せない一日になりそうです。
( 9/16 自宅前にて)
 
 

   
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